1. がんとエクソソームの関係

実は、がん細胞も自分が生き残るためにエクソソームを巧みに利用し、増殖していることが分かりました。がん細胞が、人を死に至らしめる最大の要因は転移です。

がん細胞から放出されたエクソソームは、生存のための血管新生や酸素や栄養を要求するメッセージを発信するのです。更に免疫細胞に対して、がん細胞を攻撃しないようなメッセージを送り、体内で大きく成長していくのです。正にエクソソームを利用した巧妙な悪巧みと言えます。

しかし、これを逆手にとってがんの転移を抑え込む戦略を落谷CSOは生み出しました。
それは、がんを拡げていくエクソソームを封じ込めることが出来れば、がんの転移を抑えられるという発想です。

まずある特殊な抗体をがん細胞のエクソソームに目印として張り付けます。
すると、免疫細胞ががん細胞のエクソソームを容易に見つけられるようになり、食べ始めるという仕組みです。この仕組みにより、がん細胞の転移を90%も押さえ込むことがマウス実験で確認され、これは驚きの結果であります。更に、エクソソームは、がんの極早期発見にも繋がります。

実は、がん細胞の種類ごとにマイクロRNAの種類も異なることが分かってきました。
エクソソーム中のメッセージ物質であるマイクロRNAを知ることで、どんながんが人体に生まれてきたのか、これを知ることが出来る、と言うことです。

これらを応用し落谷代表が開発したのが、1滴の血液でがんを発見する技術であります。

前立腺がん、すい臓がん、乳がん、ぼうこうがん、卵巣がんなど13種類のがんが、一滴の血液で発見される時代ももう間近です。