5. 病気治療以外へのエクソソームの活用法

エクソソーム研究は、未病と言う分野でも大きな広がりを見せています。

未病とは何か、例えば肩こりで病院に行っても病気と診断されることはありません。
ところが肩こりは時に、狭心症や心筋梗塞など心臓病のサインであるかもしれません。

こういう状態が危険な未病です。

この異変をエクソソームから発見しようと言う研究が、現在進んでいるのです。

研究では、あらゆる世代の健康な男女のエクソソームを解析し、体内のマイクロRNAの数値をデータ化しようとしています。
健康な状態のマイクロRNAのデータが分かれば、これが基準になります。

例えば、肩こりの人に健康なデータとは異なる結果が出ていたら、それは何らかの病気の前触れと考えられるのです。

この検査がわずか1滴の血液からできるように、落谷代表CSOが開発を進めております。

もし、この血液中に心臓病のサインを示すエクソソームが書かれていれば、それは大きな発見、未病に繋がるのです。